汗をかくとかぶれて顔がかゆくなる、どうしてなのか不思議ですよね?
もちろん、そんな原因より実際に顔に起きるかゆみを何とかしたいというのが本音だと思います。
ただ、面倒でもかゆみの仕組みを知っておかないとどんなに対策しても効果が半減してしまうこともあり得ますので、その点は納得していただきたいと思います。
顔がかゆい時、真っ先に思い浮かぶのが汗疹(あせも)ですが、最近は汗疹(あせも)じゃない症状もわかっています。
それは、汗が引き起こす皮膚のかぶれ、「汗かぶれ」なんですね。
今回は、製薬会社や医師が発信している情報を整理しました。
Contents
汗かぶれとあせもの違いって何?
「ムヒ」の商品シリーズで有名な株式会社池田模範堂によると、汗をたくたびに起こるかゆみ、赤み、ブツブツなどは、「汗かぶれ」としています。
汗かぶれは、汗が皮膚の表面を刺激することで起こります。
汗が皮膚をふやかしたり、汗を拭くためのハンカチやタオル等でこすったりして皮膚のバリアに隙間ができます。そこから汗が角質まで入り込むことで、かゆみや赤みが生まれるわけです。
一方、汗疹(あせも)は皮膚の表面ではなく、皮膚の中の汗腺の問題です。
急に大量の汗をかいたり、皮膚の汚れなどで汗腺がつまってしまうことで、汗が皮膚の表面に出てきらないで、汗腺の中にとどまってしまうことが原因です。
一般的には、汗腺が発達しきれていない子供に多く見られる症状です。
汗かぶれか、顔がかゆい原因とは?
先にお伝えしたように汗によって皮膚がかぶれるのが汗かぶれで、原因は何?と聞かれれば「汗」なんですが、他にも原因になるものがわかっています。
おおしま皮膚科が公開している情報によると、それは決して特殊なものではなく、あなたの身近なものがかかわっていることが多いです。
金属
アクセサリーの原材料に使われている金属(ニッケル、クロム、コバルト)が、汗に溶けて皮膚に付く。
時計の革ベルト
革をなめすときに使われるクロムです。
いずれにしても汗そのものをどうにかしなければ、痒みをなくすことができないので、その方法を考えてみましょう。
顔のかぶれを早く治す方法とは?
何といっても汗かぶれの一番の対策は、皮膚を清潔に保つことです。
汗は早めに流したり、拭いたりすることを心がけます。汗をかくたびにシャワーを浴びるわけにはいかないでしょうから、実際にはふき取ることですね。
その際、擦るように拭くのではなく、ハンカチやタオルで軽く押し付けるようにして吸わせる方が良いです。
そして掻かないこと。掻きすぎると皮膚を傷つけてしまいますので、そうなるとただかゆいだけに比べて格段に状況が悪くなります。
基本、汗かぶれを起こしているときは絶対NGです。
おしぼりでゴシゴシは皮膚への刺激が強すぎますし、アルコール成分が入っていては、さらにかぶれる危険があります。
ノンアルコールであれば、アルコール成分がない分だけましですが、くれぐれも擦らないようにしましょう。
次に皮膚のバリア機能を保つことです。
汗をかくことはしかたがないことですので、あとは汗をかいても汗に負けない皮膚にしておくことが大切です。
具体的には、保湿です。乾燥が皮膚を弱くすることはわかっていますので、皮膚が乾燥しないように保湿することが大切になります。
高額な化粧水でなくてもいいので、こまめに化粧水使い、その上からクリームなどを塗ります。
他にも健康な皮膚にしておくには、紫外線の防止も必要です。そのためには日焼け止め商品が手っ取り早いのですが、日焼け止めも使うときには気を付けないポイントがあります。
詳しくは別の記事でご紹介しますが、一言でいうとご自身お肌に合う日焼け止めを使うという点です。
あとは汗をかきにくくする、というやり方もあって、詳しくは別記事の
顔汗による化粧崩れを防ぐコツ、ベビーパウダーやシートは必須をご覧ください。
まとめ
汗は全くかかないと健康上問題ですし、かき過ぎると汗かぶれのように余計なことが起こってしまい厄介ですよね。
まずは、症状が出ないように、またはひどくならないように皮膚を清潔に保つことを心がけましょうね。
株式会社池田模範堂 https://www.ikedamohando.co.jp/
おおしま皮膚科 https://ohshima-hifuka.jp/
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